2月12日、総務省関東総合通信局は、さ来年(2011年)11年7月に予定されている地上デジタル放送(地デジ)への完全移行(アナログ放送の完全停止)に際して、茨城県内で地デジ放送が受信できない世帯が、4620世帯に上るとの予測を公表しました。
市町村名 (旧市町村) | 地デジ 難視聴 世帯 | アナログ 難視聴 世帯 |
日立市 | 150 | 70 |
日立市(十王) | 10 | 40 |
石岡市 | 110 | |
石岡市(八郷) | 430 | 1530 |
常陸太田市 | 50 | |
常陸太田市(金砂郷) | 50 | 20 |
常陸太田市(水府) | 30 | 50 |
常陸太田市(里美) | 90 | 70 |
常陸大宮市(山方) | 30 | 40 |
常陸大宮市(美和) | 260 | 40 |
常陸大宮市(緒川) | 40 | 10 |
高萩市 | 140 | 110 |
笠間市 | 10 | 40 |
笠間市(岩間) | 30 | 40 |
北茨城市 | 290 | 60 |
桜川市(岩瀬) | 40 | 40 |
桜川市(真壁) | 400 | |
かすみがうら市(千代田) | 110 | |
行方市(麻生) | 10 | |
行方市(北浦) | 130 | |
大子町 | 690 | 120 |
城里町(七会) | 10 | 20 |
関東総合通信局によると、県内でアナログ受信が可能な98万3300世帯のうち、昨年末までに98.7%が地デジ視聴可能エリアになっています。2010年末には99.1%までカバーされる見込みです。しかし、以下の地域では、中継局との地形の関係で、地デジ電波が届かないと予測されています。
さらに、この他にも日立市や常陸太田市、大子町など県北の山間部を中心に、電波が届きにくい約1万世帯をカバーしている共同アンテナ設備が133施設あり、2008年9月末現在、デジタル化されている施設は、0.8%しかありません。今後、大規模改修や新設などの対応が必要となります。
こうした共同受信設備の改修には、世帯負担が3万5000円を超える場合、改修で2分の1、新設で3分の2が国から補助されます。さらに、NHK契約者については、世帯負担が7000円を超える場合、1世帯あたり10万円を上限にNHKが助成を行うことになっています。

また、生活保護世帯へのアンテナやチューナーの無料配布も、今後、具体的に検討するとしています。