3月21日、千葉=茨城=埼玉=東京=神奈川の一都四県を環状につなぐ首都圏中央連絡自動車道(圏央道、総延長約300キロ)の阿見東インターチェンジ(IC)~稲敷IC間6キロが、暫定2車線で開通しました。午前10時から稲敷ICで開通記念式典が行われ、午後3時に一般車両の通行も出来るようになりました。
これにより茨城県内の開通区間は、常磐道と接続するつくばジャンクション(JCT)~稲敷IC間の19.5キロとなり、日立・水戸方面から稲敷、龍ヶ崎地域、成田空港などへのアクセスが一段と便利になりました。県内の残る区間51.5キロは2012年度中に開通の予定です。
開通記念式典には、国、県、沿線自治体などから関係者が多数出席しました。国土交通省関東地方整備局の菊川滋局長は「残りの区間ができるだけ早く開通するよう取り組んでいきたい」と挨拶。管理者の東日本高速道路の井上啓一社長は「沿線地域の一層の発展を願い、万全の管理に努めていく」と述べました。来賓を代表して橋本昌県知事は、「比較的発展が遅れているこの地域を少しでもいい状況にもっていくために圏央道の活用をしっかりとしていきたい」と祝辞を述べました。」
その後、地元の小学生らを交えて関係者がテープカットとくす玉割りで開通を祝い、稲敷ICから阿見東IC方向に向けパトカーの先導で通り初めを行いました。
また、稲敷ICへのアクセス道路として県が建設してきた主要地方道江戸崎新利根線バイパス1.8キロも開通しました。