2 thoughts on “8・30衆院選の結果を顧みて、捲土重来を期す

  1. (つづきです)
    協力相手が変化(退化)してしまったにもかかわらず、公明党が同じスタンスを貫いたことは、熱烈な支持者には爽快に思えたのかもしれないが、部外者(無党派層)から見ると「死に体の自民党政治の存続に手を貸したくない」という感情を育ててしまったように思います。
    私見ですが、今後具体的な政策実施の段階で、民主党勢力は分裂していかざるを得ないでしょう。全員が良い議員であるはずはないし、どうしようもない議員ばかりでもないでしょう。上記の公明党の重要項目に関して連携できる部分が少しでもあるのなら、協力する道を探るのが国民のためではないでしょうか?
    自民党が復活してくるかどうか私にはわかりませんが、現在の政党の枠組みのままで、今後の選挙を「自公」対「民主」のリターンマッチとみなすような姿勢では、今度こそ本当に国民から見放されるように思います。

  2. 今回の選挙の敗因を、「公明党の主張・政策・実績をしっかりとアピール・説明できなかったから」と書かれていますが、私の理解とは異なります。
    公明党の「実現力」は、浮動の与党であった自民党との連携の下に達成されたものであり、将来の「約束」もそれを前提にしたものでした。簡単に言えば、自民党流で治めている天下の物足りないところを公明党が「補修」してやれば、野党の政策よりはるかに優れた社会が実現する、という訴え方。
    これが今回の選挙では否定されたんだと思います。
    公明党の主張の中には、政治とカネの問題の根本的解決、事業仕分けによるムダ削減、教育・子育て家庭への直接援助の強化、平和憲法と国際貢献の両立の指向など、光るものがたくさんあると思いますが、単独与党になれない以上、協力する相手の「力、状態、信頼度」がきわめて大切です。 (つづく)

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