9月22日、公明党の山口那津男代表は、斉藤鉄夫政調会長、高木陽介八ツ場ダム問題対策委員長(衆議院議員)、沿川6都県の県議団らとともに、八ツ場ダム工事現場を調査、地元住民との意見交換に臨みました。
また、24日には党本部で記者会見を行い、八ツ場ダム中止問題について、以下のように見解を述べました。
一、(八ッ場ダムの建設中止方針に反発した住民側が前原誠司国土交通相との意見交換を拒否したことに関して)住民の筆舌に尽くせない、長年にわたる世代を重ねた苦労を大切に受け止めてもらいたい。中止という結論ありきで臨むのではなく、もう少し柔軟な姿勢で謙虚に聞くべきだ。生活再建、地域振興、ダム建設の必要性の有無についても、これまでの政府決定をどうするのかという検証を経て導き出すべきではないか。
一、(公明党としては)事業全体の結論については予断を持っていない。河川は流域のあらゆる利害が関係するものであり、それぞれの声を聞いた上で結論を導く必要があるというのが基本だ。ただ、現地を視察し、八ッ場ダム周辺の住民の声を聞いた印象では、これまでの現地での事業については、ダムと周辺整備の事業は切り離せない。事業を続ける必要があると感じた。