3 thoughts on “高速道路無料化の茨城県への影響

  1. 「31兆円ある借金を、国民全体の負債に付け替えること自体が、モラルハザード」 ← これはわかりやすいロジックですが、国と地方の借金が800兆円とも言われる昨今、財政赤字削減全体の枠組みで議論すべきテーマと思います。
    猪瀬氏の著作の中で道路公団民営化の抵抗勢力のように描かれたこともある冬柴元国交相のパフォーマンスなどを思い出すにつけ、「公明党の財政赤字削減のトータルプランが見えない」と感じてきました。不正やムダを排する姿勢は注目に値するものでしたが、「旧自民党政治の枠組みを認めた上でダメなところを微調整するだけではどうしようもない」というのが今回の自公大敗の底流にあった民意ではないのでしょうか?
    北関東道及び圏央道と、東関道水戸線とはかなり優先度に差があるように私は思います。また、仮に「首都圏内で最優先」だとしても、「全国的にも最優先」とは限らないのでは? どういう評価に基づくのでしょう? その評価は何が前提なんでしょう?
    県会議員としてではなく、公明党の見解を知りたいと思って書いています。

  2. 働くキリギリス 様
    貴重な議意見、いつもありがとうございます。
    高速道路の無料化は、社会実験を進めながら進めようと、全国一律に進めようと、今世紀最大の愚策だと考えています。
    確かに採算性の悪い道路を作ることは許されません。
    しかし、実際に31兆円ある借金を、国民全体の負債に付け替えること自体が、モラルハザードだと思います。
    一部無料化し、他の路線は有料化のまま、これではどうしても政策に整合性が出ません。
    高速道の建設を慎重に行うことは大賛成です。建設費の圧縮も大いに努力すべきです。補正予算の4車線化、執行停止も私は賛成です。
    しかし、最低限必要な高速道路の整備はやはり必要です。
    高速道路整備は、ネットワークを完成させること、現在のようなミッシングリンクの状況は、一刻も早く解消させないと、その効率性は上がりません。
    北関東道、圏央道、東関道水戸線は首都圏でも最優先の道路であると考えています。

  3. 高速道路無料化を無原則に全国一律で進めるのなら、「21世紀の最悪の愚策」と言えるかもしれませんが、今後社会実験も行いつつ、効果が見込まれるところから順に実施し、悪影響が出るところは無料化しないのなら、腐りきった自民党政治の産物の改革手段の一つとしてチャレンジする価値はあると思います。公明党は、福祉や教育の面で、民主党も刮目するような大胆な改革案を創り出すことに精力を使ってはどうでしょうか?
    高速道路無料化・道路特定財源・一般道路整備、さらには国土交通省の施策は、全部をセットにした大きな枠組みで全体像を示すべきでしょう。小泉氏の道路公団民営化のプロセスにおいても公明党が目指す全体像はよくわかりませんでした。「最悪の愚策」よりましな全体像をお持ちなのでしょうか?
    また、茨城県の高速道路インフラのうち、東関東道水戸線は、投資対効果はかなり悪く、緊急性も低いと思いますが、いかがでしょう? データをお持ちなら紹介ください。見通しの暗い茨城空港有りきのご意見なら論外・幻滅です。あそこは、広く平らな地域なんだから、一般道の整備で十分対応でき、予算もトータルとしては節約できるのではないかと思います。先日危機的な県財政の状況をレポートされていた姿勢とは、整合性が感じられませんでした。

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