6月2日午前、鳩山政権に激震が起こりました。鳩山首相はこの日10時から緊急の両院議員総会を招集。自らの首相辞任と小沢幹事長の辞任を発表しました。これを受けて、井手よしひろ県議は、日立市内8箇所で街頭演説を行い、鳩山首相辞任に関する見解を述べました。以下、その内容をご紹介いたします。
- 鳩山首相、小沢幹事長の辞任は当然です。時機としては、むしろ遅いといわざるをえません。
- 鳩山政権の8カ月は、ほとんど見るべき成果を上げていません。そして、辞職の理由としてあげられている政治とカネの問題、沖縄普天間の問題、これらは最初から抱えていた課題に、何も前進が見られない中で、辞任に追い込まれたのだと思います。
- とくに、政治とカネの問題については、鳩山首相も、小沢幹事長も何の責任も取っていません。北海道の小林千代美衆院議員を辞めさせると明言したのだから、自らも役職を辞するだけではなく、国会議員も辞職すべきです。国民をそれを強く望んでいます。
- また、再発防止策を講ずるべきで、公明党がすでに国会に提案している政治資金規正法の抜本改革を断行すべきだと主張します。企業団体献金の禁止も、この機会に実現すべきです。
- さらに、総理を辞めるのであれば、単なる看板、表紙の付け替えだけではなく、解散・総選挙を行い国民に信を問うべきです。自民党政権下で、福田、安倍と相次いで首相が辞任した際、鳩山首相は、「看板や表紙の付け替えではなく、国会を解散して信を問うべき」と声高に発言しました。そのことば通りに、国会を解散すべきです。私ども公明党は、7月11日の衆参ダブル選挙を受けて立ちたいと思います。
- 「立つ鳥跡を濁さず」という諺があります。立ち去る者は、あとが見苦しくないようにすべきであるということ。退きぎわのいさぎよいことのたとえです。私は、あえて「立つ鳩(ハト)跡を濁さず」と鳩山首相に申し上げたいと思います。辞める前に、やっていただきたいことが3つあります。
- その第1は、郵政見直し法案を廃案にしていただきたいと申し上げます。郵政見直し法案の骨子は、ゆうちょ銀行への預け入れ限度額を倍の2000万円に引き上げるものです。民間の資金が、地方の中小金融機関からゆうちょ銀行にシフトしてしまい、中小企業や一般市民への貸出が絞られてしまう懸念があります。景気の回復局面に深刻な影響を与えます。たった1日、6時間の審議での強行採決で衆院を通過させた郵政見直し法案。絶対には参議院では廃案にしていただきたいと訴えます。
- 第2点目は、インターネット選挙を解禁するための関連法の成立です。折角与野党が合意し、6月4日までに成立させれば、この参院選から選挙運動にインターネットが利用できます。この機会を絶対に逃さず、関連法を通して欲しいと思います。
- 3点目は、学校耐震化予算の確保です。鳩山首相は予備費の活用も含めて、市町村の学校耐震化予算を昨年8月の概算要求金額まで確保することを国会答弁しています。市町村は、夏休みに工事を行うために、その準備に余念がありません。約束通り、予備費から1000億円規模での支出を決定すべきです。
- 自民党でもダメ、民主党でもダメ、国民は第三の勢力の伸長を望んでいます。公明党は、国民の真の声を聞く、庶民に一番近い政党として、なお一層頑張っていきたい。今後とも、ご支援の程よろしくお願いいたします。
全くその通りだと思います。
井出さんみたいな人が議員で良かったと
つくづく思います。
これからも、頑張ってください。