7月12日、県議会保健福祉委員会の県外調査2日目、神戸市の重症心身障害児施設「にこにこハウス医療福祉センター」を訪問しました。
この施設は、身体の障害と知的な障害を合わせ持つ子どもに、福祉、医療サービスを提供する施設です。
神戸市は昭和52年、健康で文化的な生活水準を全市民に保障する目的で、全国に先がけて『神戸市民の福祉をまもる条例へ』を制定しました。そして、この条例の基本理念である「自立と連帯」を、具体的な施設整備を通じて実現するために建設されたのが「しあわせの村」です。
すべての市民が交流と相互理解を深め、等しく健康で文化的な生活を享受できる、ともに生きる社会(ノーマライゼーション)の実現を目指し、高齢者・ 障がい者の自立や社会参加を支援する福祉施設と、緑豊かな自然の中で、すべての市民がリフレッシュできる都市公園を一体的に整備した複合施設です。市政100周年記念事業として、構想から約20年を経て、平成元年4月に市民福祉推進の全市的な核として村開きが行われました。広大な敷地と綺麗に整備された建物に、正直圧倒されます。
「にこにこハウス医療福祉センター」は、このしあわせ村内に、神戸市より土地を無償貸与されて開設された民設民営の重症心身障害児施設です。
参考:しあわせの村のHP