9月10日、「茨城成育医療センター・愛正会記念病院」の新築工事安全祈願祭が、建設予定地の水戸市吉沢町で開催されました。
「茨城成育医療センター」は老朽化した「県立こども福祉医療センター」を継承する民間施設。社会福祉法人「愛正会」(高萩市下手綱、金川一郎会長)が、整備・運営にあたることになりました。新施設は、現在地に隣接する旧水戸産業技術専門学院跡地に建設され、2014年4月1日の開院を目指します。
新たな施設は、県内唯一の肢体不自由児施設としての機能を保ちつつ、重症心身障害児施設の併設などを条件に県が公募。愛正会にその建設と運営主体が決まりました。県は、建設費の補助として10億円をはじめとして、必要な財政支援や医師らの職員確保、県職員の派遣などに応じることにしています。また、施設の運営方針・運営状況の把握などに関わる組織に県職員が参画することも基本協定に盛り込まれています。
計画では、肢体不自由児施設としての定員を35人、重症心身障害児施設としての定員を100人としています。現施設よりも、理学療法士や作業療法士、言語聴覚士の配置人員総数を倍以上に増やし、機能訓練の総時間も約2.6倍に増えます。在宅障がい児の成育支援にも重点をおくことになります。