日立の夏の開幕を告げる“第4回ひたちサンドアートフェスティバル”が盛大に開催されました。
日立市の河原子海岸では、地元の青年会議所などが海開きの時期に合わせて、砂で巨大な像を作る「サンドアートフェスティバル」を6年前から開催しています。
今年は、大小合わせて9つが作られ、このうちプロの造形作家、保坂俊彦さんは「ガネーシャ」と呼ばれるゾウの顔をしたインドの神を9日間かけて作成しました。高さ4mあまりある巨大な作品で、ゾウの鼻のしわまで細かく表現されています。
このほか、地元の人たちが作ったとなりのトトロのキャラクターなどのサンドアートもあり、訪れた人たちは気に入った作品を見たり、写真を撮ったりしていました。
また、砂浜ではサンドアートに挑戦できるコーナーも設けられ、親子連れなどが高さ1mほどの円柱の形に固められた砂を削ってケーキや動物を作っていました。
オープニングセレモニーで来賓を代表して挨拶した井手よしひろ県議は、「6年前、街の元気づくりは若者の力でと、青年会議所の有志が中心となって始まった真夏のイベント・ひたちサンドアートフェスティバル。地元の皆さんのご協力を得て、すっかり定着しました。このイベントを起爆剤に、風評被害を払拭し、ひたちの活性化の起爆剤としていきたいと思います」と語りました。
さらに今年は、食のイベント『屋台村グルメ王座決定戦』や、遊覧船、バナナボート、ダンスや浴衣のコンテストなど催しもの盛りだくさんに企画されました。また、茨城県が誇る野村煙火工業が打ち上げる音楽と花火の融合『劇場型花火』を多くの市民が満喫していました。
一方、北浜スポーツ広場では、「日立カップ・サーフィン大会」やBMXなどのイベントが目白押し、終日、若者の喚声が響いていました。