8月27日、茨城県議会に9月議会で提出される補正予算案、条例案などが内示されました。井手よしひろ県議は、県立東町運動公園について、今後の対応を質問しました。
5年後に茨城県で開催される国体に向け、県と水戸市は、県立東町(あずまちょう)運動公園を、無償で市に譲り渡し、公園内の体育館についても建て替える方向で、最終的な調整を進めています。
水戸市緑町にある東町運動公園は、県が昭和27年に設置した公園で、体育館のほか、テニスコートやアーチェリーの競技場などがあり、市民に親しまれてきました。当時は、隣接してプールも整備され市民の健康づくり、競技スポーツの場として親しまれていました。
ブログ管理者の井手よしひろ県議も、幼少期すぐこの施設の近くで育ち、毎日のように運動公園の施設で遊んだ懐かしい思い出の場所です。
また、運動公園の中核施設である東町体育館は、昭和38年に建設をされ、既に50年を経過しています。県営体育施設としては最も古い施設です。茨城出身のレスリングの指導者の名前を冠した中学生の全国大会がこれまで40回にわたって毎年開かれ、レスリングの関係者の間では聖地ともなっています。
しかし、老朽化が著しく、Is値0.36と平成27年度までには耐震化対応が必要とされています。今年度中には、新しく建てかえるのか、耐震補強をして使用し続けるのか判断に迫られてます。
茨城県としては新たな大規模公共施設の建設は行わないとの方針ですので、施設場所である水戸市が県にかわって新たな体育館を建設するという考え方が浮上しました。
県は、年間4000万円以上かかるランニングコストも考慮して、水戸市が体育館を新設やその後の管理運営を行うならば、無償で土地を譲渡し、体育館などの建設工事にも一定の補助を行うことを検討してきました。
現在、建て直しに必要な予算の見積り、国から得られる財政的支援の枠組みなどの検討を行っています。平成28年度当初予算として、県議会、水戸市議会に提出できるよう準備しています。