9月8日、県議会一般質問が行われ、公明党の田村けい子県議が県政の課題について、知事、県警本部長、担当部長に質問しました。
中でも、後をたたない“ニセ電話詐欺”対策について、県警本部長は「迷惑電話防止サービス機器」350台を導入して、実証実験を行うことを明らかにしました。
県警本部長は、「ニセ電話詐欺が遭わないためには、犯人からの電話に出ないことが最も有効。県警では、高齢者等に対して、在宅時でも留守番電話に設定しておく『留守番電話作戦』の実施をすすめている」 語りました。
その上で今年10月から民間通信事業者(ウェルコム)と連携して、迷惑電話防止サービス機器350台を貸し出すことを表明しました。
この電話は、あらかじめ警察等から提供されたニセ電話詐欺や悪徳商法に使用された電話番号や多数のコーザーが登録された迷惑電話などのブラックリストが随時自動的に蓄積し、その電話番号から着信があると、その着信をブロックするものです。
こうした迷惑電話機器貸出方法などの詳細は現在検討中です。決定次第ホームページなどでお知らせします。なお、110番には、絶対に問い合せ電話を掛けないようお願いします。
使用する機器は「迷惑電話チェッカーWX07A」(製造:エイビット、運用:Y!mobile)です。「迷惑電話チェッカー」は、自宅の電話機に接続することで、振り込め詐欺や押し売り電話といった迷惑電話から利用者を守ります。この迷惑電話番号情報は、PHSの通信を通じて「迷惑電話チェッカー」のご契約者様全体で共有します。この共有された情報をもとに、初めて着信した電話でも迷惑電話か否かを判別するので、未知の迷惑電話を拒否することができます。また、この迷惑電話情報の最新リストは、PHSの通信を通じて、利用者の「迷惑電話チェッカー」に自動配信されます。
操作はボタンひと押しで簡単。かかってきた電話番号に「許可」または「拒否」ボタンのいずれかを押すだけで、「許可登録」または「拒否登録」ができます。以降、拒否登録した電話番号から利用者に電話がかかってきた際には、利用者の電話機を鳴らさない、または本機のLED発光や音声ガイダンスで迷惑電話であることを知らせます。
利用者が拒否登録した電話番号の情報は、PHSの通信を通じて、トビラシステムズ株式会社の専用サーバーに送信され、迷惑電話情報として蓄積されます。また、専用サーバーには、「迷惑電話チェッカー」の全てのご利用者からの情報が蓄積されます。その情報をもとに、トビラシステムズ独自の迷惑電話防止技術を駆使し、利用者全体で着信拒否設定となる迷惑電話番号を判別します。この迷惑電話情報は自動的に更新されるため、最新の着信拒否設定が適用されます。