7月15日、井手よしひろ県議ら茨城県議会総務企画委員会は、兵庫県の「阪神淡路大震災記念日・人と防災未来館」を視察しました。
「人と防災未来館」は、阪神・淡路大震災で起こったことや、子どもたちに伝えなければならないことを記録し、様々な映像資料や記録の品々を展示しています。そして、二度と再びこのような災害が起こらないように、いろいろな知恵や知識を発信して、災害に強いまちづくり、地域づくり、そして私たち自身の準備に役立つ取り組みを行っています。
また、大きな災害が起こったときに、いち早く駆けつけて、何をするべきか、ボランティアをどのように呼びかけるのかなどについて助言したり、一緒に行動する災害支援のチームが編成させ、日常から訓練を重ねています。
「人と防災未来館」を視察して、20年前の阪神・淡路大震災の記憶が蘇ってきました。その前12月の県議選で初当選し、県議会初登庁となった1月17日の未明、震災が発生しました。時々刻々と伝えられる被災地の状況に、暗澹たる思いを深く刻みました。
被災地にボランティアで入ったのは、2週間ほど過ぎてからでした。茨城から原付バイクを大阪市内に運び、そこからバイクを運転して神戸に入りました。街はまだまだ焼け焦げた匂いが立ち込めていました。
それから、私達は東日本大震災を経験しました。震度6強の地震を体験した反面、直下型の地震への警戒心が少し緩慢になっていることに気付かされました。
東日本大震災の地震や津波を乗り越えた分、多少の地震でも備えがあれば大丈夫では、との錯覚していたような気がします。
「人と防災未来館」の記録映像や展示品を見て、身の引き締まる思いがしました。