4月1日から6日まで、日立市角記念市民ギャラリーにて開催された「絵本『大煙突とさくらのまち』パネル展」が、大盛況のうちに閉幕いたしました。ご来場いただいた皆様、関係者の皆様に心より感謝申し上げます。
今回のパネル展は、日立の象徴とも言える「大煙突」が通煙を開始してから110年という節目の年に、その歴史的価値と市民の記憶を改めて見つめ直すことを目的に開催いたしました。大煙突の絵本パネルに加え、「懐かしの鉱山電車マップ」や「我がまちの桜23選」など、地域の魅力と記憶を多くに皆さまに発信することが出来ました。
5日間の開催期間中、来場者はのべ732人にのぼりました。前半は悪天候に見舞われた日もありましたが、足を運んでくださった方々は、時間をかけてじっくりと展示をご覧になっておられたのが印象的でした。
今年は、市役所さくら課とのコラボにより、アンケートにご協力いただいた市民の皆様へ「さくらタンブラー」を配布するというイベントが実施されました。多くの皆さまにご来場いただき、行政と市民が一体となって「さくらのまち日立」の魅力を再発見する貴重な機会となりました。
このパネル展は、「日立市さくらのまちづくり推進市民会議」と「大煙突とさくらのまち100年プロジェクト」による共同主催のもと、共楽館を考える集い、株式会社JX金属、ジオネット日立、そしてコート日立写真館といった多くの皆様のご協力をいただきました。
私の主宰する地創研(一般社団法人地方創生戦略研究所)もパネルの製作や鉱山電車の模型展示などで協力いたしました。
主催する市民、行政、そして民間が手を取り合い、地域の歴史と未来をつなぐこうした取り組みは、今後のまちづくりのモデルケースにもなり得ると確信しています。