3月10日の県議会文教治安員会で、井手よしひろ県議が、障害児の普通高校への受け入れを求めた質問の模様が、地元・常陽新聞に掲載されました。
常陽新聞2004/3/11
統合教育の検討組織設置
知的障害児の普通高校受け入れで・川俣県教育長
知的障害児が、普通高校に入学できる通が開けそうだ。障害児の統合教育について、川俣勝慶県教育長は2004年3月10日、県議会文教治安委員会(細谷典幸委員長)で、井手義弘委員(公明)の質問に答え、庁内の関係各課で検討するグループを設け、保護者の意見なども聞きながら、検討していく考えを明らかにした。
川俣教育長は席上、教育の機会均等は能力に応じたもので、各高校に適応できる学力を有する生徒を選抜して入学を許可している現状を説明しながらも、ノーマライゼーションや、ユニバーサルデザインの考え方が出てきている中、避けて通れない課題であることを指摘。真剣に考えていく時期--との認識を示した。
全国の状況では、大阪府が2001年春の入試からモデル校を選んで2人程度の特別枠を設け、知的障害児の受け入れを始めており、昨年春は10人が入学した。
関東では、千葉県が出題方法を工夫するなどの方法で、昨年春の入試で二次募集も含め延べ25人(実数で10人)が合格して8人が入学。東京都は、入試で記述式ではなく、選択式を使用するなどの方法で、入学しやすい措置を講じている、などの事例があるという。
この問題では、統合教育を求める市民団体が、1999年11月から、県教育庁と交渉を進めており、高校教育課によると、知的障害児の特別枠を設けたり、定員内不合格を出さないなどの方法で、統合教育を進めるよう要請しており、これまでに20回の話し合いを重ねている。
高校の合格発表でした。娘の親友は志望高校落ちました。障害があっも合格点取れる人はいいけれど、点数をおまけするのは、一所懸命勉強した子には、逆差別です。