地元大子町は強行に反対
8月1日、茨城県警察本部は、大子署を隣接の大宮署(常陸大宮市)に統合する案などを盛り込んだ警察署の再編整備構想を、県警のホームページで公表しました。
しかし、この構想については、地元では反対の声がすでに上がっています。1日、綿引久男大子町長は、「町民の安心安全が脅かされる恐れがある」とし、反対する抗議文を宮越極県警本部長あてに提出しました。
構想は、6月に提出された本部長の諮問機関の提言を受けてまとめられたものです。提言は神栖市に署を新設するなど、署の1増2減案が示されましたが(当ブログ「茨城県内の警察署再編に向けて懇話会が提言」をご参照下さい)、県警本部では、さらに県内最小の大子署を大宮署に統合し、大宮署の分庁舎と位置づける案を構想に追加しました。
県警本部では、常陸大宮と大子の両地域を一体とした警察体制を確立して治安体制の強化を図ると、理由を説明している。
これに対し、綿引町長は抗議文の中で「住民の意見を事前に聴取することもなく、同署の廃止方針を一方的に発表することは住民を無視している」と反発しています。
県警本部では、8月1日からの1カ月間、県民から構想の意見を募るパブリックコメントを実施しています。
問い合わせは県警本部警務課「警察署等再編整備推進室」(029-301-0110 内線2663)までお願いいたします。
参考:「警察署等再編整備構想」への意見の募集について