6 thoughts on “暫定税率復活:一般財源化とムダの徹底排除を

  1. 井手よしひろ様、「冬柴大臣の立場と公明党の立場は100%イコールではない」ことは理解しているつもりです。ただ、それにしても、政治とは人が行うものですから、いくらシステムの中に組み込まれるとはいえ、大臣の発言や仕草にはその人間性・哲学が反映されてしかるべきだと思います。
    道路特定財源に関する見解を求められたときの彼の言いっぷり、頑なに批判を退ける態度には、公明党の立党の精神など、これっぽっちも感じ取れませんでした。
    税金が一部企業と天下り官僚に意味もなく垂れ流され、健全な競争社会構築を阻んでいる現状を改善する気が少しでもあるなら、利権の巣窟ともいえる国土交通省のトップでなければできない重大な使命があるはずです。
    もし自民党政治が要求する役回りだけを忠実に演じるだけの大臣なら、公明党から唯一人の入閣者のポストとしてはふさわしくないポストではないでしょうか。

  2. 井手よしひろ様、丁寧な回答ありがとうございます。
    お聞きしたいのは、日本国の現況が、マイナーチェンジの連続で長期耐久性を確保できるとお考えかどうかです。「民主党の主張よりマシ」という論理をお聞きしたいわけじゃないです。
    かつて浜四津さんが「自民党と組むことは未来永劫ない」と言ったこともありますが、ひとたび連立与党に加わる決断をした後は、ケンカで片方に助太刀した以上自分が抜けると組んだ相手(自民党)が負けて日本が大混乱になるじゃないか、という論理に終始した8年間であったように思います。自民党保守政治の細部まで把握・評価・批判するに足る情報・経験はもう十分そろったでしょう。
    公明党らしい独自性に基づくグラウンドデザインを提案すべき状況がきていると思いますよ。そもそも、公明党の位置づけは、二大政党とは独自の見解を追求する健全な第三勢力の意味合いが大きいのではないでしょうか?

  3. 働くキリギリス 様
    道路やガソリンのようなピンポイントで「少しはましな」意見を語るだけじゃなく、日本国のグラウンドデザインを示さなければ、連立与党から離れかけている人心をつなぎとめることはできないと私は思います。
    とのご指摘ですが、民主党の主張のような実現性のない(特に財源面で)主張を「グラウンドデザイン」というならば、そのような空理空論より「少しはましな」意見を実現し、一歩一歩社会を変えていく漸進主義が、私は政治だと思っています。

  4. 働くキリギリス様
    コメント感謝いたします。まずご理解いただきたいのは、冬柴大臣の立場と公明党の立場は100%イコールではないということです。
    大臣は総理大臣の下、その担当部署の意見を代弁します。国土交通省が作成した道路中期計画を、その所管大臣が実行しないなどと言ったら、それはたいへんなことです。その時点で、閣内不一致で総辞職ものです。
    「最近福田首相の一声で、一般会計化の方針が出され、なんとなく連立与党をあげてそれを支援するムードが出てきましたが」とのご指摘ですが、一般財源化の議論は、すでに小泉首相の在任当時から議論されてきたテーマで、公明党としては推進してきた立場です。しかし、それを国道交通大臣が旗振り役をできるはずがありません。
    これは、やはり福田総理と太田代表とのトップの意思の反映です。

  5. 「無駄を省く」ことは、特別会計を抜本的に見直し、税金に巣食う公的資金依存型団体を一掃し、天下り・官庁への隷属を断ち切らない限り、不可能と思います。
    道路やガソリンのようなピンポイントで「少しはましな」意見を語るだけじゃなく、日本国のグラウンドデザインを示さなければ、連立与党から離れかけている人心をつなぎとめることはできないと私は思います。
    赤城氏や額賀氏、さらにはかつての中村議員など、金権・利権をイメージさせる政治家を輩出する茨城県で、公明党勢力がどのような意見を持ち、どのような態度を取るか、注目している人も多いと思います。
    積年の自民党政治の悪弊が目立つ県で共闘を組んだが故に、提言できる改善策もあるのではないでしょうか? そういう大胆な意見を発信していただくことを希望します。

  6. 「政府は、今回の改革にとどまらず、第2、第3の改革を推し進めるべき」と書かれていますが、公明党または井手さんは、日本国のグラウンドデザインについてどういう姿を描いているのでしょうか? 
    冬柴大臣が当初、「道路特定財源は使い切ります。道路は従来計画に基づいて全部作ります」と、自民党も驚く官僚ベッタリ発言、土建屋拍手喝采の答弁に固執した様子は、国民の目に焼き付いています。庶民の思いを代弁するはずの党で要職を歴任した政治家の発言とはとても思えない醜い姿でした。
    最近福田首相の一声で、一般会計化の方針が出され、なんとなく連立与党をあげてそれを支援するムードが出てきましたが、いかにも世論迎合的、場当たり的な行動のように映ります。

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