12月28日、茨城県教育委員会は、鈴木欽一教育長が記者会見で、県立日立第一高校の中高一貫教育の概要を公表しました。
それによると、日立一高に付属中学を併設して、2012年度に開校する中高一貫校に移行します。併設型の中高一貫教育校は県内初めてで、併設中学は、現在の日立一高の敷地内に校舎を新築します。併設中学の募集定員は1学年80人(2クラス)で、適性検査と面接で入学者を選抜します。
高校の募集定員は現行の320人(8クラス)から段階的に減らし、12~14年度が240人(6クラス)、併設中学の1期生が高校に進級する15年度は160人(4クラス)となります。併設中学校の修了者が高校に進む段階で、定員は240名となり、高校としての定員は80名減員となります。
高校では15年度からサイエンス科を設置し、医学系、理工系の各進学コースを設置します。高校2年進級時に進路希望や適性に応じて、サイエンス科(2学級)と普通科(4学級)に、コース別に授業を行います。
併設中学では、中高一貫の特色を生かして、県内中学で初めて55分授業を導入し、学力向上に力を入れます。また、数学、英語での高校内容の先取り学習で学力養成を図るほか、科学教育や国際教育を充実させ、討論やプレゼンテーションを授業に取り入れコミュニケーション能力を育成するなど、特色ある教育活動を目指します。さらに、中学卒業までに生徒全員が英検準2級(高校2年レベル)の取得を目指すカリキュラムを編成します。
井手よしひろ県議は、12月28日、鈴木教育長と面談して、「県北地域の教育力を向上させるため。日立一高の中高一貫教育を、是非、成功させていただきたい」と要望。その上で、「生徒の多様な可能性を大きく広げられよう、優秀な教師を重点的に配置し、受験教育の弊害に陥らないでほしい」と語りました。また、県教育庁義務教育課ならびに改革推進室より、中高一貫教育の概要などについてヒアリングしました。
参考:日立第一高校中高一貫教育の概要(PDF版)
だいぶ以前に、日立一高を卒業しました。入学する時には、優秀な学生が多い印象がありましたが、高校に入学後、のんびりしてしまう傾向があったように思います。現在、県立高校も県南の高校の方が偏差値が高い傾向があり、もっと、優秀で余裕のある家庭の子供は、東京方面へ進学することもあるようです。今回、日立一高に併設中学を新設することは、県北地域全体に刺激を与えることになり、非常の喜ばしいことと思います。一部に受験偏重になるのではないかという意見もあるようですが、受験勉強でも他のスポーツ等でも、やる時は精一杯やるということを子供に根付かせることが重要ではないでしょうか。
失礼しました。早速訂正しました。
なお、地元などでは併設される中学校を『日立一中』と呼んでいるようですね。
茨城県では、中学校にも番号を付けた学校(ナンバースクール)が多いので、違和感なく受け入れられるのでしょう。
日立にはナンバースクールがなかったので、そのまま日立一中の名が定着するのでしょうか?
少し議論が必要だとも思うのですが。
大和田さんいかがですか?
本文中、「鈴木教育庁」は、「鈴木教育長」ですね。
久慈町 大和田 稔
英語圏に行けば、片言の英語でも通じる。暮らしてゆける。
完全な英語でなくても、英語環境がととのっているから通用するのである。
英語環境がととのっていれば、そのうちに、英語も上達する。
我が国においては、どんなに英語が堪能であっても就職先に困る。
それは、人々が英語を使わないからである。これでは、暮らしがなりたたない。
日本の学校で6年間英語の授業を受けてもまず話せるようにならないのは、英語環境がととのはないからである。
一歩学校の外に出ると英語を使わないのでは、せっかく習った英語も錆ついてしまう。
日々の学習努力も賽の河原の石積みとなっている。
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